RERA-MAW-2
毎年、ゴム気球を用いた薄殻型カプセルの自由飛行試験RERA (Rubber balloon experiment for reentry capsule with thin-type aeroshell) を行っています。今回の試験RERA-MAW-2では、「姿勢不安定化する質量特性で飛行実験を実施して、動的不安定機構を明らかにすること」を目指して、カプセルの重心を後方に設置し、より不安定化しやすい条件下での試験を大樹町で行う予定です。実験の準備はJAXA相模原キャンパスで行われており、私は研究補員として、6月15日から19日の1週間の間、JAXA相模原キャンパスに滞在しました。
実際の作業内容
まず、初日は重心位置と慣性モーメントの計測を行いました。FM1, FM2の2機の計測を行いました。重心位置は一点吊り法、慣性モーメント二点吊り法でそれぞれデータの整理を行いました。得られたデータについて、Pythonを用いてデータの整理を行いました。
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| 重心位置計測 |
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| 慣性モーメントの計測 |
火曜日以降はデータの整理と工業用ミシンを用いてエアロシェルの裁縫を行いました。ミシンの調子が悪く、かなり時間がかかりました。布は防火服などでも使われるザイロンという素材であり、かなり固く縫いにくかったです。エアロシェルの各パーツはミシンで縫い、最後の細かい部分は手縫いで進めました。
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| 工業用ミシンを用いた裁縫の様子 |
最終日はエアロシェルが完成して、FM機体への接着を行いました。何回か接着して外したりしましたが、最終的には無事に接着することができました。
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| エアロシェルとFM(フライトモデル)の接着 |
ロッジでの生活
滞在中は、キャンパス内にある宿泊ロッジを利用しました。設備が整っていてとても過ごしやすかったです。 ロッジにはオーストラリアのメルボルン大学からインターンシップで来ている留学生も滞在しており、交流を深めながら楽しく過ごしました。食事は自炊が基本だったので、近くのスーパーまで買い出しに行って料理をしていました。
1週間という短い滞在でしたが、たくさんの作業をさせてもらい、良い経験ができました。大樹町での実験も頑張りたいと思います。余談ですが、関東は梅雨真っ只中で雨が多くすごく蒸し暑く、少し札幌が恋しくなりました。
H.Hashimoto, 2026/07/04





