2021/07/22

Coupled2021参加

国際会議
Coupled Problem2021(June 14-16, 2021)に参加しました。本来ならばイタリアのサルディーニャ島南部キアにて行う予定でしたが、コロナ禍によりオンラインとなりました。オンラインは楽でいいですが、学会という感じはしません。

FSI解析
薄型デルタ翼が遷音速領域でどのような自励振動をするか流体構造連成(FSI)解析モデルで調べた結果を発表しました。FSIモデルは流体ソルバーSU2と構造ソルバーCalculiXをカップリングライブラリpreCICEにてつないだものとなります。流体領域と構造領域が明確に分離し、連成境界面で必要な情報をやりとりする分離解法となります。SU2もCalculiXもよくよく検証の進んだソルバーであり、それらを使うことでFSIモデルの検証の手間もかなり省かれるだろう、といったところがこのFSIモデルを選んだ狙いとなります。
 遷音速気流におかれた翼型が自励振動を開始しリミットサイクルに至る過程を再現しました。振動に至る以上、翼の振動運動を不安定化させるとともに最後にはそれを踏みとどまらせて平衡に至るメカニズムがあるはずですが、その詳細の報告は次回以降(予定)となります。





関連
今回の発表の内容はpreCICE websiteでも紹介されています。自分が書いたんですが・・。

その他
関連する内容は2020年度衝撃波シンポジウムで発表しました。第34回計算力学講演会でも発表予定です。

Y. Takahashi, 2021/7/21

Coupled2021

Conference

I participated in Coupled Problem2021 on June 14-16, 2021. The conference was scheduled to be held in Chia, in the southern part of Sardinia, Italy. But due to the novel Corona disaster, it had to be held online. 

FSI analysis
I presented the results of fluid-structure interaction (FSI) analysis to investigate the self-induced oscillations of a thin delta wing at the transonic speed. The FSI model consists of the fluid solver SU2 and the structure solver CalculiX coupled by the coupling library preCICE. Both SU2 and CalculiX are well-established solvers and using them saves the validation cost of the FSI model. That is the reason why I chose this FSI model.
 I have reproduced the process of the wing starting self-induced oscillation and reaching the limit cycle. There should be a mechanism that causes the oscillatory motion and finally reach an equilibrium state, This will be reported in detail in the next opportunity.




Others
This presentation can be found on the preCICE website. Related content was also presented at the 2020 Symposium on Shock Waves. It will also be presented at CMD2021.

Y. Takahashi, July 21, 2021.

博士課程の過程(2024年度 STL研究室 卒業生)

 博士課程の卒業にあたり,「博士課程に進学するか否か迷っている方」「博士課程はどうだった?」「卒業後の進路は?」という点について,過去の自分自身が知りたそうなことを簡単に記載しておきます. 1. 博士課程に進学するか否か迷っている方へ  「人には人の博士課程があるので,様々な人に...