国際会議
Coupled Problem2021(June 14-16, 2021)に参加しました。本来ならばイタリアのサルディーニャ島南部キアにて行う予定でしたが、コロナ禍によりオンラインとなりました。オンラインは楽でいいですが、学会という感じはしません。
FSI解析
薄型デルタ翼が遷音速領域でどのような自励振動をするか流体構造連成(FSI)解析モデルで調べた結果を発表しました。FSIモデルは流体ソルバーSU2と構造ソルバーCalculiXをカップリングライブラリpreCICEにてつないだものとなります。流体領域と構造領域が明確に分離し、連成境界面で必要な情報をやりとりする分離解法となります。SU2もCalculiXもよくよく検証の進んだソルバーであり、それらを使うことでFSIモデルの検証の手間もかなり省かれるだろう、といったところがこのFSIモデルを選んだ狙いとなります。
遷音速気流におかれた翼型が自励振動を開始しリミットサイクルに至る過程を再現しました。振動に至る以上、翼の振動運動を不安定化させるとともに最後にはそれを踏みとどまらせて平衡に至るメカニズムがあるはずですが、その詳細の報告は次回以降(予定)となります。
関連
今回の発表の内容はpreCICE websiteでも紹介されています。自分が書いたんですが・・。
その他
関連する内容は2020年度衝撃波シンポジウムで発表しました。第34回計算力学講演会でも発表予定です。
Y. Takahashi, 2021/7/21
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