2022/12/13

ISAS遷音速風洞実験(令和4年度)


実験概要
 遅ればせながら、10月にJAXA相模原キャンパスにて遷音速風洞を使用した1軸自由振動試験の報告です。私は17日から21日までの一週間で参加し、7月に行われた気球実験RERA(Rubber balloon Experiment for Reentry capsule with thin-type Aeroshell)の形状のモデルの安定性についての試験を見学してきました。

実験模型

 上の写真の模型がマッハ0.3の気流にさらされ、左右に振動します。設計の都合上、非常に薄くなっている箇所があり通風中は壊れてしまわないか大変ひやひやしました。後ろの細い管は圧力を測るための配管です。これは大変高価なものであり、配線を切ってしまったり配管を壊したりした際には僕みたいな下っ端では何回土下座をしても許されないため、慎重に扱う必要がありました。
 結果としては模型が壊れることなく安定に振動し、データをとることができました。今後この結果についての解析を行い実験結果との比較を行いたいです。

感想
 実際に風洞に行き目で見ることで実験の流れや装置の仕組みについてより深く理解することができました。また、他大の方々とも交流でき刺激になりました。行けて良かったです。
 最終日にはJAXA、ISASの特別公開があり、祭りの雰囲気を少し楽しみながらはやぶさ焼きそばを食べました(写真は取り損ねた)。海苔が飾られていてはやぶさのソーラーパネルを模している焼きそばでした。おいしかったです。 

T. Yoshio, 2022/12/13

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