AIAA SciTech
AIAA SciTech Forum (January 3-7, 2022)に参加しました.初めての国際学会への参加&発表でした.こんなご時世ですので現地に行くことはできなかったのですが…2022/01/31
AIAA SciTech Forum 2022 参加
2021/12/23
はやぶさ型カプセルの自由振動シミュレーション
オープンCAEシンポジウム2021
オープンCAEシンポジウムに初めて参加しました、Opensourceに関わる様々な発表を聴講できて興味深かったです。やはりOpenFOAMが強い印象があります。OpenFOAMの圧縮性流体ソルバーHiSAや熱化学非平衡流ソルバーhy2Foamなど教えてもらいました、これらも大変関心ある内容ですので、いずれ自分で動作確認してみたいものです(やるとは言ってない)
はやぶさ型カプセルの動的な姿勢不安定問題
わたしの発表ではSU2を用いたはやぶさ型カプセルの流体と剛体運動連成による自由振動シミュレーションについてお話しました。はやぶさ型形状のカプセルは遷音速領域において動的な姿勢不安定性(姿勢振動が減衰しないこと)を有することが確認されており、いまでも問題となっています。数値シミュレーションは有用なツールですので、それによって不安定性を再現、メカニズム解明や低減化のアイデアを提案していきたいという背景があります。
SU2コードについて
今回用いたSU2と呼ばれるオープンソースソフトウェアは圧縮性流体向きのもので、遷音速・超音速流れ解析において現在広く用いられる標準的なスキームが豊富に実装されています。移動格子ルーチンが導入されており、今回の姿勢不安定問題等に適用できないかと思い使ってみました。割と便利なSU2ですが、なぜかLES/RANSのハイブリッドモデルは使えるのにLES単体がなかったり、移動格子利用時にAUSMファミリーが使えないなど微妙な抜けがあったのですが、そこは共著の高澤君に実装してもらいました。わたしはコードを使っただけです。
自由振動シミュレーション
遷音速領域におけるはやぶさ型カプセル近傍のマッハ数分布動画を示してます。計算格子縛りをしていて、100万要素程度のすべて四面体要素で計算格子を作成しています。シンポジウム発表時のとはちょっと使用スキームが異なっています(SLAUをJSTに変更したなど)。格子がかなり粗く解像度が悪いものと思いますが、意外に不安定性を捉えらている印象があります。ただ、これから真面目にやっていこうと思うとどうなるかは不明です。
動画を見ると、カプセル前方には衝撃波、肩部ではく離、背後に膨張領域と自由せん断流れ、再圧縮衝撃波、さらに大きな循環領域など多様な流れ場がカプセル近傍には現れることがわかります。このように様々な現象が現れるのも遷音速領域の面白いところと思います。
Y. Takahashi, 2021/12/23
2021/12/03
ISAS 遷音速風洞(1軸自由振動試験)
遷音速風洞を用いた1軸自由振動試験
JAXA相模原キャンパスにある遷音速風洞を使用し,再突入カプセルの運動(回転してひっくり返ってしまわないかどうか)を評価するため,1軸自由振動試験を行いました.本当は実際に宇宙から落とした方が運動の挙動がわかるので,誰か出資してくれませんか?
実験模型
出張中の食事
出張先なので,基本的には外食になります.今回は長期滞在ということもあり小さい鍋で自炊をしていました.温泉卵にはお世話になりました.ただ食べるだけではもったいないと思い,卵を真円に撮るという遊びを行っていたので,その結果を張っておきます.真円度0です,……たぶん.2021/10/29
ISAS 遷音速風洞実験
遷音速風洞実験
2021/10/18-22にJAXA相模原キャンパスにある遷音速風洞を使って実験を行いました.今回は柔軟エアロシェル模型を用いた流体構造連成解析(Fluid-Structure Interaction Analysis)に関する実験を行ってきました.今回の結果を用いて連成解析モデルの確立を行うことが目的です.
上の動画はマッハ0.3の時の様子なのですが,マッハ数をあげた耐久テストのようなことも行いました.マッハ0.6程度の気流中にさらすと模型が破損してしまいました.次男は圧力計測管に串刺しになってしまい,三男や五男も深く傷ついてしまいました.このような悲惨な事件や事故の起こらない平和な世の中になることが私の願いです.
2021/10/11
ISAS アーク風洞実験
アーク風洞実験
2021/9/13-17と2021/10/4-8にJAXA相模原キャンパスにある1MWアーク風洞を使って実験をしました.当研究室では年に1回,こちらで風洞試験をしています.今回の実験は通信ブラックアウトの低減化に関するものです.アーク風洞中ではプラズマによって通信が途絶えてしまうのですが,通信機近くで冷却気体を噴射することでプラズマ中に電磁波の通り道を作れればブラックアウトは回避できると考えられます.今回の実験はこの低減化手法を実証することが目的です.
2021/09/18
機械学会年次大会2021参加
機械学会年次大会(September 5-8, 2021)に参加しました。最近は2年に1回の頻度くらいで参加してると思います。内容はだいたいいつもCFDなどに関することですが、今回は超小型衛星が取得した欠損が多くまばらなGPS測位データからどのように連続的分布をもつ軌道データを再構築するかをテーマとして話しました。
2021/08/03
観測ロケット実験
観測ロケット実験
観測ロケット実験(2021/07/27)に参加してきました.このロケット実験では,「深宇宙探査用デトネーションエンジンシステムの実証」と「柔軟エアロシェルを用いた再突入カプセルによるデータ回収システムの実証」を目的としていました.
柔軟エアロシェルを用いた再突入カプセルRATS
再突入カプセルRATSは、エアロシェルを用いた新しいカプセルです。軽量かつ大面積により効率よく減速することが出来ます.また,パラシュートがなくそのまま海洋に着水するため,オペレーションが簡素化されています.
さて,実験結果としては,「大成功」でした.当初の目標は主に三段階あり,「RATSの分離」「RATSの着水・浮遊」「RATSの回収」でした.RATSはその全てをクリアし,無事に戻ってきました.
自身は,RATSに関わらせていただいてましたが,打ち上げから回収の知らせが来るまで超えなければいけないステップがいくつもあり,緊張の連続でした.通信状況からある程度無事かどうか把握できるものの,「回収成功!」の連絡は本当にほっとしました.このような貴重な機会に携わることが出来てとても勉強になりました.実際に使用される機体を想定した研究を進めていきたいと思います.
その他
滞在先で食べた「とんかつ」がとても美味しかったです.RERA-MAW-2 相模原滞在記(6/15-19)
RERA-MAW-2 毎年、ゴム気球を用いた薄殻型カプセルの自由飛行試験RERA (Rubber balloon experiment for reentry capsule with thin-type aeroshell) を行っています。今回の試験RERA-MAW-2では、...
-
2025年 3月から6月の間,またまたドイツ航空宇宙センター(DLR)に研究のために滞在してきました.2年連続2回目の出場です. DLRでは昨年同様に,プラズマを生成できるアーク風洞を使った通信ブラックアウトの再現とガス噴射による低減効果の実証を目的とした実験を実施しました.昨年...
-
2025年12月19-20日にて開催された日本機械学会第34回スペース・エンジニアリング・コンファレンス [SEC’25]にて,「群知能アルゴリズムを⽤いた超⼩型衛星GNSSデータに基づく地球超低軌道の大気密度推定」という題名でポスター発表を行いました.そして,最優秀ポスター...
-
REERA-5 例年、ゴム気球を用いた薄殻型カプセルの自由飛行試験RERA (Rubber balloon experiment for reentry capsule with thin-type aeroshell) を行っています。 今回の試験では、「カプセルの振動過渡期の...
